「睡眠借金」の返済方法って?寝ても疲れが取れないとき、見直すべき3つのポイント

睡眠不足が続くと、 “睡眠の借金”が溜まっている可能性があります。取れなかった分の睡眠時間を取り戻すのに時間がかかり、たくさん寝ても疲れや眠気が取れないのです。そこで今回は、睡眠の借金が身体に及ぼす影響と質の高い眠りにつく方法を、西野精治さん著書『スタンフォード式最高の睡眠』より、ご紹介したいと思います♪
睡眠借金が溜まった状態とは
睡眠不足が続くと、まるで借金同様にじわじわと負債が積み重なり、気づかぬうちに心身の機能が低下している可能性があります。見た目はもちろん、勉強や仕事、さらには、人間関係など、ありとあらゆるパフォーマンスを下げてしまう原因に。また、病気のリスクまで高めてしまうというから、睡眠不足は本当に恐ろしいんです!
睡眠の借金を清算する方法
睡眠借金を清算する鍵は、単に長時間眠れば解決するわけではなく、睡眠の質を向上させることにあるそう。睡眠の質を高めるためには、特に入眠してすぐの90分が重要で、これを「黄金の90分」と呼んでいます。スムーズに深い眠りに入るためには、体温と脳が重要なファクターとなるそう。3つのポイントをまとめました。
「睡眠借金」の返済方法って?寝ても疲れが取れないとき、見直すべき3つのポイント

睡眠時間より長くスマホを見てる……現代人の「とにかく疲れてダルい」を解消する方法は?

 よく寝たはずなのに疲れが取れない、やる気が出ないなど、身体的にも精神的にも慢性的な疲れを感じている人は少なくない。それには、スマートフォンなどの“デジタル機器”が関係している可能性があるという。生活を豊かにするはずのデジタル機器が、体も心も疲労させる「デジタルライフ疲労」につながっているというが、その実態を知るべく、アスタリール株式会社が主催した、杏林大学名誉教授で精神科医の古賀良彦先生による「デジタルライフ疲労の特徴と対策」の講演に足を運んだ。

■睡眠時間よりデジタル機器に触れている時間が長い現代人

 古賀先生がアスタリール株式会社と共同で、全国の20~50代の男女2万人を対象に行った調査によると、半数近くが1日のうち4時間以上パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器を使用しており、なんと10人に1人は8時間以上の長時間使用であることがわかった。この数字は、「睡眠よりも長い時間、デジタル機器に触れていることになります」と、古賀先生は指摘する。
睡眠時間より長くスマホを見てる……現代人の「とにかく疲れてダルい」を解消する方法は?

体にいいマットレスは低反発か高反発か?結論は?

快眠のため、マットレス選びはとても大切。でも世の中には「低反発マットレスがいい」という人もいれば、「いやいや、やっぱり高反発」という人もいて、ホントのところどっちがいいの?と迷ってしまう人も少なくないでしょう。高い買い物ですから失敗したくないですよね!快眠セラピストの三橋美穂先生に聞いてきました。

三橋美穂 快眠セラピスト/睡眠環境プランナー。著書に『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』、監修に『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』がある。
私にぴったりの反発力を診断
体にいいマットレスは低反発か高反発か?結論は?

仕事とダイエットに共通する成功のポイントは○○! 現代人が軽視しがちなこと

仕事で結果を出したいと思っているビジネスパーソンは、寝る間を惜しんでがむしゃらに働く人が多いと思います。ビジネス書や自己啓発書を読んで、効率のよい仕事の進め方や考え方を勉強している人もいるかもしれません。ダイエットは、カロリーコントロールと運動がポイントだといわれているので、低カロリーで栄養バランスの整った食事をすることを心がけ、有酸素運動を取り入れている人がほとんどのはず。それでも、なかなか思うような効果を実感できず、もっとストイックにやらなければいけないのではないかと、自分の意志の弱さを嘆いてしまう。

 この二つに共通して欠けている視点は「睡眠」です。寝ること=怠けているというイメージを刷り込まれている私たちは、寝るなんてとんでもない! そんなヒマがあったら、仕事をしたり、レジャーを楽しんだりして過ごしたい。ただでさえ時間が足りないのに! そう思う人も多いことでしょう。でも『SLEEP』(ショーン・スティーブンソン:著、花塚 恵:訳/ダイヤモンド社)を読めば、その考えは変わるかもしれません。私たちは人生の約3分の1を寝て過ごしているというのに、この部分をあまりに軽く考えすぎています。睡眠の質を高めれば、仕事では最高のパフォーマンスを作り出すことができるし、理想のプロポーションを手に入れられると知ったら、どうでしょうか。
仕事とダイエットに共通する成功のポイントは○○! 現代人が軽視しがちなこと

夜中のトイレを減らす4つの対策 作業療法士がアドバイス

夜中に何度も目覚めてトイレに立つ。そのせいで眠れなくなって睡眠不足に……。そんな悩みを抱えている中高年は多い。中には前立腺に問題を抱えているケースもあるが、多くは改善できる対策法があるという。全国で睡眠セミナーを開催している作業療法士の菅原洋平氏に詳しく聞いた。

「夜中のトイレには自律神経の働きが大きく関係しています。本来、睡眠中はリラックス状態で活発になる副交感神経が優位になり、活動時や緊張状態で優位になる交感神経は鎮まります。しかし、気温の変化など睡眠環境の影響で睡眠中も交感神経が活発なままだと、尿を作っている腎臓の働きも活発になり、頻繁にトイレに行きたくなって目覚めてしまうのです」

 つまり、就寝中は副交感神経が優位になるように自律神経のバランスを回復させれば、夜中のトイレを抑えることができる。秋から冬にかけては、ただでさえ夜間に交感神経の活動が高まる。就寝前に、副交感神経が優位に切り替わる働きをサポートしてあげる対策を講じよう。
夜中のトイレを減らす4つの対策 作業療法士がアドバイス

救急医の燃え尽きも防ぐ 夜勤職場の睡眠法

救急医として働く上で、通常の診療時間外に勤務する「当直」「夜勤」や、日中と夜間の勤務を交代で担当する「シフト」で働くことは不可避です。若くて体力があった頃には何度でも耐えることのできた当直や夜勤などの勤務も、年齢が上がるとともに負担になっていくのも事実です。どうしてでしょうか? それは、通常なら睡眠に充てられる時間に覚醒して仕事をするため、当直や夜勤は睡眠サイクルに悪影響を与えるからです。とはいえ、「困った人を助ける」という仕事上、世間の皆さんが寝静まった時間帯でも、誰かが働かなくてはなりません。そのような勤務体系で、できるだけ負担を減らし、疲労を蓄積しないためにはどうすればいいでしょうか。
救急医の燃え尽きも防ぐ 夜勤職場の睡眠法

深い睡眠で夏のお疲れボディを立て直す!  医師がすすめる「ぐっすりストレッチ」とは?

寝苦しい夏の時期が終わったのに、なかなかぐっすり眠れなくて、疲れが抜けきらない、体が重いということはありませんか?
睡眠・呼吸メディカルクリニック「RESM新横浜」の院長で、これまで1万人の睡眠の治療を行ってきた白濱龍太郎先生は「寝苦しい夏で乱れた睡眠、それによって疲れた体は、そう簡単には元に戻りませんし、そもそも気温や台風などが多く気圧の変動が激しいこの時期は、自律神経が乱れやすいせいか、不眠で悩んで来院する方がとても多い」と語ります。
睡眠の悩みの多くは、深睡眠という、眠ってから4時間以内によく訪れる、脳と体が最も休まる深い眠りがきちんと訪れていないというのが原因。
では、その深睡眠をできるだけ長い時間取るためには、どうすればよいのかの解決法として、先生は著書『1万人を治療した睡眠の名医が教える 誰でも簡単にぐっすり眠れるようになる方法』(アスコム刊)で、簡単で続けやすい「ぐっすりストレッチ」を提唱しています。
深い睡眠で夏のお疲れボディを立て直す!  医師がすすめる「ぐっすりストレッチ」とは?

疲れが取れないのは睡眠不足のせい?6つの原因とだるさへの5大対策

なんだか体がだるくて重い。寝ても寝ても眠いし朝からスッキリしない。そんなことをいつも感じていませんか?「もう若くないから」なんて冗談のように言ってみてはいるけど、どうにかできないものでしょうか。なぜ疲れが取れないのでしょうか。

半年以上続く慢性的な疲労を感じている人は年々急増し、日常生活に支障をきたしているという人も。放っておいては毎日つらくなる一方です。

疲れやだるさが取れない原因を探って、効果的な対策を取っていきましょう。
そもそも「疲れ」を感じる仕組みとは?
疲れが取れないのは睡眠不足のせい?6つの原因とだるさへの5大対策

人工知能(A.I)が質の良い睡眠を提供してくれるいくつかの方法【A.Iカオスマップ付き】

人工知能(AI)には限界がありません。この分野は急激に発展しており、今後の5年間でみせる短期間での成長も驚くべきことではないでしょう。そして新しいAI技術は、あなたが眠っている間でも仕事をしてくれるので、質が良く遮られることのない睡眠を可能にします。

これってかなり良いと思いませんか?

米国の睡眠不全の現状

アメリカ人の私たちは、質の悪い睡眠を取りがちです。それはAmerican Sleep Association(ASA)によって収集された以下の統計からわかります。

5000?7000万のアメリカの成人が睡眠障害
不眠症は大きな問題で成人の30%が短期的な睡眠に関する問題を訴え、10%が自主報告で慢性不眠症と報告している
48%の人々が定期的にいびきをかく
37.9%の人々が1日に少なくとも1回は無意識に眠りに落ちている
最低月に1回は居眠り運転をしている人が4.7%で、この居眠り運転は1年に1550人の死者と4万人の命に関わらない事故を引き起こしている
女性の9?21%、男性の24?31%が閉塞性睡眠時無呼吸の危険な状態に苦しんでいる
これらはデータの一部のサンプルにすぎません。より詳しく米国全体の睡眠の質に関するデータをみれば、本来の睡眠のあるべき姿でないことは明確です。 National Sleep Foundationによれば、成人は健康を保つために7時間から9時間の睡眠が必要です。さらに学校に通っている子供たちであれば、1晩に11時間もの睡眠をとる必要があります。
人工知能(A.I)が質の良い睡眠を提供してくれるいくつかの方法【A.Iカオスマップ付き】

熟睡できない人がやりがちな七つのNG行動

眠りたいのに眠れない「不眠スパイラル」

 今日も仕事でぐったり。明日も早いし、ぐっすり眠りたい! でも、なかなか寝付けない……。そんな日が続くと、睡眠のリズムが崩れがち。こうした「不眠スパイラル」を回避するには、どうすればいいのでしょうか。大塚家具で「スリープアドバイザー」の資格を持つ、ショールームの小川典子さんに快眠のヒントを聞きました。
快眠のヒントをアドバイザーに聞く

――「スリープアドバイザー」とはどんな資格ですか?

 心地よい睡眠環境を研究している「スリープ研究センター」が認定する社内資格制度です。私は3年前に取得しました。睡眠の専門知識に関する講座を受け、試験に合格すると与えられる資格です。寝具以外にもお客様の睡眠に関する生活環境についてアドバイスしています。

――眠りに関して具体的にどんな悩みが多いですか?

 「なかなか寝付けない」とか、「眠ってもすぐ起きてしまう」「睡眠時間は長いのに眠りが浅い」「熟睡できない」「疲れが取れない」というお客様が多いです。
熟睡できない人がやりがちな七つのNG行動