子供の寝かしつけ 専門家の意見が一致する一番の方法は?

<長時間続けて眠ることのない赤ちゃんだが、特徴的な眠りこそが発達と深く結び付いている。なぜ頻繁に目を覚ますのか。そして、どうやって健やかな眠りに導けばいいのか。本誌SPECIAL ISSUE「0歳からの教育 発達編」より>

すやすや眠る赤ちゃんといえば、熟睡の代名詞のように思われがち。だが実際は、2時間おきくらいに目を覚ます(そして大泣きする)のが特徴だ。親がこの睡眠パターンに付き合うのは並大抵のことではない。

生まれてすぐの赤ちゃんは1日に12~18時間眠るが、おなかがすいて2~3時間おきに目を覚ます。生後半年くらいになると1日の睡眠は11~12時間程度に減るが、やはり頻繁に(夜中でも構わず)目を覚ます。5歳ぐらいになっても、1日10時間以上眠ることは珍しくない。乳幼児の睡眠パターンは十人十色だ。夜に7時間、昼間に5時間という子もいれば、夜に3時間の睡眠を4回繰り返す子もいる。
子供の寝かしつけ 専門家の意見が一致する一番の方法は?

「子どもの睡眠を奪う親が多い」5歳児に必要な睡眠時間はどれくらい?

3月18日の「睡眠の日」に合わせて、家族の睡眠について改めて考えてみたい。

子どもが寝ている時間に家を出て、子どもが寝てから帰宅するという生活を送っている父親も、少なくないだろう。

そうした生活リズムのなかでは、なかなか子どもの睡眠状況を把握するのは難しいことだが、文教大学教育学部教授で、小児科専門医の成田奈緒子さんは「子どもの成長において睡眠はとても重要」と話す。

子どもにとっての睡眠は昼行性の動物として脳を育てること
「子どもの睡眠を奪う親が多い」5歳児に必要な睡眠時間はどれくらい?

赤ちゃんの睡眠リズムを整えるには?体内時計を光や食事時間で調整

以前、2歳のAくんの「寝付きの悪さをなんとか改善できないか」と、相談を受けたことがあります。とにかく寝つきが悪く、21時にベッドに入っても、実際に眠る頃には22時半を過ぎています。朝はなかなか目が覚めず、お母さんが頑張って8時過ぎに起こしているそうです。

「やっぱり『ねんねトレーニング』が必要?」と思われるかもしれません。

しかしAくんの場合、就寝時間になったら眠くなるような「生活リズム」とリラックスできる「睡眠環境」を作ってあげることが、改善の鍵でした。
赤ちゃんの睡眠リズムを整えるには?体内時計を光や食事時間で調整

こどもを寝かしつけるとき、毎日どんなことをしていた?

子どもがいつまでも遊んでいたり、あるいは愚図ったりしてなかなか寝てくれないという話をよく聞く。自分の睡眠時間も少なくなるし、かなり辛い状況だろう。一方で、自分の子どもにてきめんに効く寝かしつけのテクニックを編み出し、我が子を毎日、快眠に導いているというママもいるかもしれない。今回は、小学生以下の子どもを持つマイナビニュースの女性会員187名に、「子どもを寝かしつけるとき、毎日していたことはあるか」聞いてみた。
こどもを寝かしつけるとき、毎日どんなことをしていた?

子どもに多いという「夢遊病」 考えられる原因は?

睡眠中に起き上がり何かしらの行動をとって再び眠りにつく「夢遊病」。

夢は見ていないのですが、「夢の中をさまよい歩くような」イメージからでしょうか、この呼び名で知られています。

また、英語では “sleep walking” と表しますから、この現象のもう一つの呼び名「寝ぼけ行動」はさらにリアルです。

今回は、医学的には「睡眠時遊行」と呼ばれる「夢遊病」のメカニズムについてご説明たいと思います。
子どもに多いという「夢遊病」 考えられる原因は?

海外の教育専門家が教える!子どもにしてはいけない4つのこと

世界中の専門家によって、日々更新されている子育てに関する情報。昨日まで正しいとされていた子育ての知識が、今日も正しいとは限らない…ママとしては難しいところ。そこで今回は、子育てにおいて子どもにすべきでない4つのことを報告していた教育専門家のPaula L. White氏の文献をまとめてみました!

海外の教育専門家が教える!子どもにしてはいけない4つのこと

「起きられなくて不登校」が3人に1人、怠けているわけではありません。

「朝、起きられなくて不登校」という人がいるのをご存知でしょうか。

 文科省の調査(※1)によると、朝起きられないなど「生活リズムの乱れ」が不登校のきっかけになった人は34%いました(複数回答可)。きっかけのなかでも、1番多かったいじめを含む「人間関係」に次いで2番目に多い回答でした。

不登校のきっかけ(不登校に関する実態調査/文科省)
「起きられなくて不登校」が3人に1人、怠けているわけではありません。

センサ不要、「寝相」から睡眠の深さを計測 – 子どもや労働者の睡眠測定に応用

スマートウォッチやスマートフォン用アプリなど、睡眠を計測する手段は身近になりつつある。しかし、計測機器を身につける前提であることは多く、医療機関での計測であればなおさら多くの機器(センサ)を装着する必要がある。

そんな中、人に計測機器を一切取り付けずとも、睡眠を計測できるセンシング技術を開発しているのが、立命館大学 理工学部の岡田志麻 准教授だ。岡田准教授は1月23日に開催されたプレス向けセミナーにおいて、「非接触睡眠計測技術」についてのプレゼンテーションを行った。

子どもが朝起きられない理由、脳を育てるカギは、毎日の「散歩」と「外遊び」にある!

子ども時代というのは、見聞きしたことをどんどん吸収して伸びていく、無限の可能性がある時期。脳も急速に発達します。しぐさやことば、価値観などを無理なく、楽しく身につけていくことができるので、生活環境はとても大切! そう、身近にいる大人の影響力は絶大です。

 情報がなければボンヤリふつうに過ごしてしまうこの時期に、親は何をしてあげればいいのか。現代の子どもたちの生活環境と、体や心との関係を調査し、科学的な根拠から警鐘を鳴らす野井真吾先生は3つの提案をしています。
子どもが朝起きられない理由、脳を育てるカギは、毎日の「散歩」と「外遊び」にある!

子どもの「理想的な睡眠時間」は〇時間! 寝ない子どもを寝かせるには?

21時に寝かせるつもりだったのに、気付けばもう22時! 就寝時間を徹底できず、ヤキモキしてしまうことはありませんか? 子どもはたっぷり眠らせたほうが良いとよく耳にしますが、実際、子どもに必要な睡眠時間はどのくらいでしょうか。

■子どもの睡眠時間「理想」は?
お話を伺ってきたのは「子どもの早寝・早起き」の大切さを伝え続けている医学博士の鈴木みゆき先生です。

――私の息子は今、小学2年生なんですが、幼稚園のときから寝るのが遅くて遅くて…。夜でも目がギラギラしてるんですよね。21時に寝かせたいのに、結局、いつも22時をまわることが多くて…。睡眠時間が足りているか不安でした。
子どもの「理想的な睡眠時間」は〇時間! 寝ない子どもを寝かせるには?