睡眠時間より長くスマホを見てる……現代人の「とにかく疲れてダルい」を解消する方法は?

 よく寝たはずなのに疲れが取れない、やる気が出ないなど、身体的にも精神的にも慢性的な疲れを感じている人は少なくない。それには、スマートフォンなどの“デジタル機器”が関係している可能性があるという。生活を豊かにするはずのデジタル機器が、体も心も疲労させる「デジタルライフ疲労」につながっているというが、その実態を知るべく、アスタリール株式会社が主催した、杏林大学名誉教授で精神科医の古賀良彦先生による「デジタルライフ疲労の特徴と対策」の講演に足を運んだ。

■睡眠時間よりデジタル機器に触れている時間が長い現代人

 古賀先生がアスタリール株式会社と共同で、全国の20~50代の男女2万人を対象に行った調査によると、半数近くが1日のうち4時間以上パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器を使用しており、なんと10人に1人は8時間以上の長時間使用であることがわかった。この数字は、「睡眠よりも長い時間、デジタル機器に触れていることになります」と、古賀先生は指摘する。
睡眠時間より長くスマホを見てる……現代人の「とにかく疲れてダルい」を解消する方法は?