睡眠負債を帰りの電車での居眠りで返すな

30分以内の昼寝・仮眠で補充可能
積み重なる睡眠負債に対処するための基礎知識
忙しくて十分な睡眠時間が取れない人、なかなか寝付けない人も、体内時計になるべく逆らわず、生活習慣を工夫すればすっきり眠れるようになる。睡眠障害の専門家、御茶ノ水呼吸ケアクリニック院長の村田朗さんに体内時計のしくみと良質な睡眠について教えてもらった。

「体内時計の周期は約25時間。毎朝、日光を浴びることで、1日と同じ24時間の周期に調整されます。朝日で睡眠誘発ホルモンのメラトニンの分泌が止まり、目覚めに関わる神経伝達物質のセロトニンが分泌されて、1日がスタートします。14~16時間後に体内時計の指令により再びメラトニンが分泌され、夜眠くなるのが自然なリズムです」
睡眠負債を帰りの電車での居眠りで返すな