ビジネスパーソンのための睡眠学?「4時間でも、ぐっすり眠れば大丈夫」は都市伝説

 仕事もプライベートも、パフォーマンスを高く保つために欠かせないのは、なんといっても健全な睡眠――。ところが、現代人は睡眠をおろそかにする傾向がみられる。ビジネスパーソンにとって、有効な睡眠とはどうあるべきか?

 眠りの専門家、労働安全衛生総合研究所の産業疫学研究グループ部長である高橋正也氏に訊く。

いい睡眠が<よく働き、よく眠る>を実現

――ビジネスパーソンにとって<いい睡眠>は不可欠ですが、その重要性を教えてください。

 職業人として一生懸命働くことは、もちろん大前提。しかし、きちんと睡眠をとることも同じくらい大切です。よく働くこととよく眠ることは、車の両輪・コインの裏表のようなもの。睡眠の質と労働の質は関連します。よく働ければ、よく眠れます。
ビジネスパーソンのための睡眠学?「4時間でも、ぐっすり眠れば大丈夫」は都市伝説
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