朝活学習は効果的なのか?

そもそも朝早く起きられるのか?

朝活が効果的かどうかを議論する前に、朝、ちゃんと起きられるかどうかについて考える必要があります。朝に何か新しい活動を組み入れるためには、その分だけ早く起きなければならないのですから……。社会人で、朝早く起きている人は、すでに、その時間を有効に使っている人が殆どでしょう。ごく普通の人は、朝に起きるのに苦労してなんとか仕事に向かっているという状態ではないでしょうか。そんな状態で、さらに普段より早く(無理して)起きて、その寝ぼけた頭で何か意味のあることをしようとしてもそれは全くの無駄ですし、行う活動の種類によっては危険でさえあります。

朝活が取り上げられたり、推奨されたりする背景には、朝の時間がうまく活用されていない、それどころか、朝にちゃんと起きられない人が多いという実態があると考えられます。多くの人が朝の活動を活発に行っていれば、そもそも話題にも上らないでしょう。そのような状況の中で、朝活は効果的だと言われて、なんとなく、その流行(はやり)に飛びつくなどというのは愚の骨頂です。それよりも、何で朝に起きられないのかについて、じっくり真面目に考えてみましょう。朝活が「万人」にとって効果的かどうかなどというあやふやな情報に振り回されず、あなた自身がちゃんと朝起きて有意義な「朝活」ができるようになることを考えましょう。
朝活学習は効果的なのか?
シノドス