2013年10月26日「第1回ぐっすり~ぷセミナー」実施
~教育現場、家庭での“睡活”広める~

 

ムーンムーン(株)は、10月26日に栃木県足利市立久野小学校にて、こどもの睡眠と記憶の関連性の情報をお届けする
「第1回ぐっすり~ぷセミナー」を開催しました。本セミナーは、足利市立久野小学校養護教諭と睡眠専門医
睡眠グッズを販売するメーカーがタッグを組み、参加した約30名の小学生の保護者に睡眠の知識をお届けしました。
 

ぐっすりーぷセミナー

ぐっすりーぷセミナー2

登壇者

 白濱龍太郎/ 医師 医学博士

都内大学病院を中心とした睡眠時無呼吸症候群専門外来 呼吸器内科専門外来の経験、企業産業医としての活動を中心とした 予防医学の経験を活かし、都内睡眠専門クリニック院長を経て、

関東 最大級睡眠障害専門クリニックRESM新横浜院長となる。経済産業省からの依頼で、ジャカルタにての日本式睡眠時無呼吸診断・治療システムのプロジェクに関わるなど多方面でも活躍中。

高島彩乃/足利市立久野小学校養護教諭

                  「親子健康教室」「早寝バトルブック」など独自の指導法が大人気の高島彩乃養護教諭。“ぼんやり授業を受ける子”“姿勢が悪い”“精神的不安定”など学力低下の危機を痛感。

児童たちの昔と大きくかわった生活習慣に着眼し睡眠に関わる教育に力を注いでいる。

竹田 浩一/ムーンムーン株式会社代表取締役社長 睡眠改善インストラクター

今井 陵太/ムーンムーン株式会社事業統括部長 睡眠改善インストラクター

ムーン・ムーン株式会社

「質の高い睡眠で人を幸せにしたい」という理念の元、睡眠に関連する商品の企画から販売までを一貫して行なっています。商品開発にあたっては、科学的根拠について深く理解した上で、真に価値のある商品開発を

推進しています。

講演内容睡眠専門医 白濱龍太郎先生 

「良質な睡眠の勧め~睡眠専門医の立場から~」

日本人と睡眠

                                ・睡眠とは、覚醒中に蓄積した疲労の回復とエネルギーを節約するための方法。運動量が多く、体重あたりの消費カロリー数が大きい動物ほど睡眠時間が長い。

                                ・睡眠時間の国際比率によると、日本は1日あたりの睡眠時間が8時間に満たないことがわかった。

                                ・睡眠不足は、15分~20分の昼寝で解消昼寝の前にカフェインを飲んでおくとくと30分位でカフェインが効いてすっきり目覚めることができる。

                                                                            睡眠の役割

                               ・睡眠と脳の発達→この40年で日本人の生活はどんどん夜型になった。起床時間は変わらないので睡眠時間は 減っていき、子供の脳の発達に重要な影響がでてきている。

                               ・睡眠時間が短いと海馬(記憶能力)が発達しない。睡眠時間が10時間以上の子供は6時間の子供より海馬の体積が1割程度大きい。つまり、寝る子は脳も良く育つ

                               ・発達障害との関わり→リズミカルな睡眠が乳幼児期に障害されるとその後の脳の発達に様々な影響が現れる。また、ADHD(注意欠陥多動性障害)、言葉の遅れ、

                               自閉症関連疾患を含むコミュニケーションの問題など、発達障害を引き起こしやすい。

                               ・「睡眠=体のメンテナンス」であり、脳の発達した動物ほど必要である。

                                                                          快適な睡眠のために

                               ・夜更かし型の子は朝食を抜く子が多く、結果的にメラトニンのもととなるトリプトファンが不足、夜更かしになる悪循環がおこる。⇒早起き、朝ご飯、良い睡眠が大事。

                               ・自然に起きられる環境づくり

                               ①日が感じられる場所で寝る、カーテンを閉めない→光には眠りを覚ますホルモンの分泌を促し体内時計を正しい周期に戻す作用があると言われています。

                                朝の光は規則正しい生活を送る上で欠かすことができないもの。早起きが苦手な人は、朝日が感じられる場所で寝るのが効果的です。窓際の光が差し込むスペースに

                                ベッドを配置しましょう。

                               ②目覚まし対策→目覚まし時計は1度ベッドから起き上がらないと手の届かない距離におきます。あまり回数を増やすと音に慣れて気づかなくなるので最高3回までとします。

                               ③朝起きたらすべきことは、水を飲む・声をだす・シャワーをあびるなどして身体を温める→水を飲むことで自律神経が切り替えられ目覚めに役立ちます。

                                                                           ・快眠のための体作り

                               ①夜に強い光を浴びるような生活習慣を改め、朝日とともに目覚めることによって生体リズムを正常に保つことが大切です。生体リズムは25時間周期になっているので徐々に

                               狂いますが、朝日を浴びることによってズレがリセットされます。

                               ②眠りの質を改善するメラトニンの材料は朝ごはんです。朝ごはんを抜くことは日中の活動性を落とすだけではなく 眠りの質を落とします。

                               ③休日でも平日の起床時刻の2時間位内には起きて新しい1日をスタートさせましょう。

                               ④寝る前の携帯やパソコンは脳の刺激にな眠りを妨げます。就寝30分前からは目を休ませましょう。

                               ・「適度な運動」と「良い睡眠」⇛ 活力、幸福

 

足利市立久野小学校養護教諭 高島彩乃先生

 「親がちょっと変われば子どもはぐっと変わる」

       今年度久野小学校において実施したアンケートの結果、1~3年生の寝る時間の平均は平日で21時11分、休日で9時39分であることがわかった。

これに対し親は「早く寝てほしい」が9割以上、「なかなか寝ようとしてくれなくて困った経験のある」が7割以上いるなど、

                                            寝かせなきゃいけないと思う親・寝なきゃと思う子どもの睡眠=ネガティブな状況がみえてきた。また、親が寝る時刻が遅ければ、

その子どもの就寝時刻も遅く、大人の影響を大きく受けていることもわかった。

みんなが幸せになるために・・

   子どもが変わるために、まずは大人が変わる意識、行動を!

  大人がちょっと変われば、子どもはぐっと変わる

  

今日からできる!ぐっすりーぷ8つの習慣

 

                            朝①朝5分間の「おひさまタイム」を…体内時計をリセットし脳内物質セロトニンを活性化するのに必要な強い光=太陽の光  太陽の光を浴びると夜自然と眠くなります。

                              ②毎日起きる時間を一定に…1日のリズムのズレを取り戻すのには、その3倍の時間がかかると言われています。生活のリズムを整えて質の高い睡眠や健康を心がけましょう。

                             ③朝ごはんをしっかり食べる…朝食は体内時計のリセットにも役にたち、、特にセロトニンの原料となるトリプトファンを多く含む、大豆製品や乳製品、バナナがおすすめです。

                           昼④放課後は、体を動かす活動を…人が眠るなる理由①生体リズム②疲れたから寝る、つまり適度な疲労が必要。ただし、寝る直前の運動は自律神経が活発になり逆効果になります。

                            ⑤夕方4時から、ノンカフェイン…人によっては8時間も残るともいわれるカフェインには、寝つきや睡眠の質を悪くする作用があります。夕方からは、ノンカフェインで質の良い睡眠を心がけましょう。

                            ⑥夜7時すぎたら、ゲームとさようなら…画面から発するブルーライトは睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑制する。また、夢中になって遊びことで、脳が興奮状態となり覚醒し、睡眠を妨げます。

                             寝る前の2時間はリラックスタイムに!

                            ⑦明るすぎる場所はなるべく避けて…質の高い睡眠には光環境への気配りが欠かせません。朝は光を浴び、夜は暗い環境を作ることが大切。夕方から間接照明にするなど明るさを工夫すると、

                             体がだんだんリラックスモードになります。

                            ⑧寝る前は怒らないで…「怒られて眠ると悪夢をよく見て、喜びの中で眠ると幸せな夢をよく見る」という研究結果があります。また眠りの質は「幸せの感じ方」にも大きく関係している。眠ることはもったいないことでは                            なく、幸せな人生につながります。

「幸せな睡眠8つの習慣」

習慣1

朝、起きてから5分以上太陽の光を浴びる

  太陽の光を浴びることにより、元気の源「セロトニン」と眠りのホルモン「メラトニン」の分泌を促し、人間の体内時計を25時間から24時間にリセットする。

習慣2

学校の日も休みの日も毎日同じ時間に起きる

   正常な睡眠リズムは脳の効率をあげ、休みの日の寝だめによる睡眠時間帯のズレは脳の効率化を悪くする。

習慣3

しっかりと朝ごはんを食べる

   セロトニンの原料であるトリプトファン(必須アミノ酸)は人体で作られず食べ物から摂取するものである。

朝食をしっかり食べることによって、自律神経に働きかけ、体温があがることによって脳が活発化し集中力にも

つながります。

習慣4

放課後は公園などで体を動かして遊ぶ

  日中の適度な運動(特に15時~17時)は、夜の副交換神経を促し快眠につながる。

習慣5

午後4時を過ぎたらコーラや紅茶などカフェインを含む飲み物は飲まない

 カフェインには寝付きや睡眠の質を悪くする作用があります。夕方からはノンカフェインで良質な睡眠を。

習慣6

夜7時を過ぎたら電子ゲームやパソコン、携帯電話を触らない

 画面から発するブルーライトは睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑制します。またゲームなどで夢中になることにより、脳が興奮状態となり覚醒してしまいます。

習慣7

寝る時は、部屋を薄暗くする

   人が好む明るさは、午前中の1000ルクス以上から午後にはだんだんと減り、夕方には200ルクス位になります。

   この明るさのリズムに合わせて、部屋の照明もだんだん暗くし、睡眠時には真っ暗にするか月明かり程度にすると快眠につながります。

習慣8

寝る前にケンカなどをせずに幸せな気分で寝る

  眠りの質は「幸せの感じ方」にも大きく関係します。怒られて眠ると悪夢をよび、喜びの中で寝ると幸せな夢をよく見ることができます。